症例Report
『モンテジア骨折』
:2014. 6. 30
:南
症例
前腕(尺骨骨折) <雑種 6歳 メス>
主訴
交通事故後前足 跛行
レントゲン検査
![]() |
![]() |
尺骨の複雑骨折および撓骨頭の脱臼(モンテジア骨折)と診断。
モンテジア骨折は稀な前肢の骨折であり、骨折および脱臼の整復・機能回復のために早期治療が必要な骨折です。また、単純な骨折と異なり骨折の仕方や脱臼の仕方に多くのバリエーションがあるため、非常に高度な技術が必要になります。今回の症例でも骨折の仕方が複雑骨折を呈していて、固定がやや困難でしたが、無事にプレートおよびピンニング固定ができました。
![]() |
![]() |
経過
この骨折の治療後は関節が固まってしまうこともあるのですが、この子はさほど関節の動きも制限されることなく治癒していってくれました。経過は順調で、毎日元気に1時間のお散歩をしているとのことです。