動物看護師募集

症例Report

『気管虚脱の内科的管理』

:2017. 5. 22
:佐藤

症例

 

強烈な咳 <ヨークシャーテリア 13歳 去勢オス>

稟告

 

頻度の多い、長時間続く咳

レントゲン造影検査

 

重度の気管虚脱を認めた。


[レントゲン写真:吸気時]


[レントゲン写真:呼気時]

気管虚脱とは

 

気管虚脱は、原因不明の気管の扁平化によって咳や呼吸困難などの症状を呈する疾患である。咳を繰り返し起こすことで気管支炎などを併発することもあり、治療には炎症を抑える必要がある場合もある。

治療

 

扁平化してしまった気管を元に戻すことは難しいため、外科手術にて根治を目指すか、内科的に投薬などを行なって姑息的に治療を行うかの選択をする必要がある。最近、軟骨保護の薬剤を投与することで症状が改善する場合があるといわれはじめている。当院でも軟骨保護の薬剤の使用で症状が改善する症例が多く認められるので、本症例でも実施した。最初は週に1回皮下注射で4回実施した。注射開始時には、同時にステロイドによる抗炎症、気管支拡張剤による対症療法を行った。注射3回目の診察時にはかなり咳の頻度は低下していたので注射以外の治療は中止した。その後はおよそ1ヶ月に一度追加で接種を行なっている。

その後

 

診察を待つ間、待合室でもひっきりなしに咳を続けていたが、現在では来院時にもほとんど咳をしないでいることができている。夜中に咳をすることが多いが、以前ほど咳が続くこともなく、生活は良好とのことである。引き続き注射を実施していく予定である。

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