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症例Report

『尿管結石』

:2016. 3. 11
:minami

症例

 

尿管結石 雑種猫 12歳 去勢雄

稟告

 

食欲やや減退。
以前より尿路結石を指摘されており、血液検査でも腎数値の軽度上昇があったため、処方食の給餌および定期的な皮下点滴を行っていた。

血液検査

 

血液検査にて腎数値の上昇が認められた(BUN 52mg/dl Cre 3.9mg/dl)。
電解質には異常は認められなかった。

 

超音波検査

 

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左腎臓の腎盂の拡大および、近位尿管の拡張が認められた。拡張した尿管の先に結石と思われる、陰影が認められた。
右腎臓は萎縮していた。

 

手術

手術前に静脈性尿路造影を行った。左尿管において結石はあるものの、尿の通過は確認された。しかし、右腎臓の尿生成能はないと判断され、左尿管の完全なる閉塞前に尿管結石の摘出を計画しました。
オーナー様と相談の上、手術に臨み尿管結石の摘出手術を実施することとなりました。

 

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尿管結石

 

尿管が閉塞を起こしてしまうと、腎臓で作られた尿が膀胱に運ばれず腎臓へ大きな負担がかかり、数週間以内に腎臓の機能がどんどん失われてしまいます。また、両側の腎臓の機能が失われてしまうと尿の排泄が出来なくなり命にかかわるため、早急な処置が必要となります。尿管結石に対する治療方法として、現在はSUBシステム(尿管バイパス手術)、尿管ステント、腎瘻など様々な手術方法が可能となってきています。
今回の症例では、結石の存在する尿管部分の拡張が著しかった事から、尿管切開および単純縫合のみでの術式を選択しました。手術中の所見によっては、ステントカテーテルやSUBシステムの術式に移行する事もありうるとオーナー様への了承を得た上で実施する事となりました。

 

その後

術後数日は、腹腔内への若干の尿漏が確認されましたが、それも確認されなくなり順調な尿の排泄が可能となりました。
腎臓および尿管の拡張も改善し、日常の生活が送れています。現在術後2ヶ月が経過していますが、今後も定期的な検査および皮下点滴を実施していきます。

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