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症例Report

『フィラリア症(犬糸状虫症)』

:2016. 8. 17
:山本

症例

 

フィラリア症(犬糸状虫症) <MIX犬 6歳 未避妊雌>

稟告

 

4~5日前より食欲が低下。えづく症状があり、呼吸も荒い

身体検査

 

身体検査では呼吸速迫が認められ、聴診にて心雑音が聴取された。

血液検査

 

血液検査では白血球数や炎症マーカーであるCRPの増加が見られたほか、顕微鏡下にて大量のミクロフィラリアが観察されました。

 

レントゲン検査

 

IM-0001-2002-0003

IM-0001-1001-0003

重度の右心拡大が認められたほか、肺炎を疑う所見が確認されました。

治療

 

超音波検査では、重度の右心拡大やTR(三尖弁閉鎖不全症)、胸腹水の貯留が見られました。検査結果から体調悪化の原因は犬糸状虫の大量寄生によるものと判断しましたが、大静脈症候群には至っていないため、まずは消炎剤や抗生物質などを用いた内科治療を行い、体調が改善するか反応を見ることにしました。

治療開始3日後のレントゲン検査

IM-0001-2002

IM-0001-1001

右心拡大に変化は見られませんが、肺炎は良化していました。

その後の経過

 

治療を始めてから徐々に体調や呼吸状態は改善しましが、その後来院がなく治療が途絶えてしまいました。暫くしてから症状の再発を主訴に再来院しましたが、状態は治療前に戻ってしまっていたため、内科治療を再開しました。現在は体調も改善し血液中のミクロフィラリアも検出されなくなったため、更なる感染を防ぐためフィラリア薬を通年で投与しつつ、成虫が死滅するのを待っている状態です。フィラリアは一度感染すると駆虫は難しく、治療も長期間かかります。予防が可能な感染症なので、飼い主の皆様にはぜひ実施していただきたいと思います。

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