症例Report
『上顎第四前臼歯破折』
:2016. 8. 17
:佐藤
症例
第四前臼歯の破折 ミックス犬 ♂去勢済み 4歳
稟告
歯が折れたとの事で来院。気にしており、痛がって触らせてくれないとのことであった。
身体検査
直接口腔内を観察したところ、右上顎の第四前臼歯が破折し、わずかに神経が露出していた。すでに感染および炎症があると判断し、抜歯をすすめた。また、その他の歯には問題は見受けられなかった。
手術
露髄が認められたため、手術を実施することとなった。
術中および術後の写真。抜歯した後は、周囲の組織を使用して抜歯した部分を閉鎖した。
術後経過
抜歯を行い、縫合を行った部位は、しっかりと閉鎖しており特に問題もなく生活を送っている。手術直後から食事の際にも痛みを感じている様子もなかったとのことであった。