症例Report
『ヘモプラズマ』
:2014. 7. 9
:南、塩見
症例
猫ヘモプラズマ <日本猫 2歳齢 オス>
稟告
元気、食欲低下
血液検査
重度の貧血、黄疸
遺伝子検査
ヘモプラズマ陽性
ヘモプラズマに感染した赤血球
赤血球の拡大図
治療
猫ヘモプラズマは血液の赤血球に寄生することにより赤血球が壊され、溶血性貧血を引き起こす感染症です。ヘモプラズマには抗菌薬が有効であり、院内で抗菌薬の投与を開始しました。また、重度の貧血が認められた為に輸血も同時に行いました。
その後
抗菌薬投与により元気、食欲が回復しました。また、貧血についても改善がみられました。
現在、再発もなく元気に生活を送っております。