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症例Report

『肺腫瘍』

:2015. 3. 7
:南

症例

 

肺腫瘍 <バセットハウンド 11歳 避妊メス>

やや元気低下 後肢の方を気にするとの主訴で来院。レントゲン検査や血液検査を実施したところ、

胸腔内(右肺後葉領域)に直径3.5cm大の腫瘤状のかげを認めた。

レントゲン検査

 

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半年前のレントゲン写真

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腫瘤発見時のレントゲン写真
肺内尾側(画面上黒い部分の右側)に腫瘤陰影が認められる。

元気の消失については胸腔内の腫瘤が直接の原因ではなく、股関節に起きた関節炎からと判断し、非ステロイド性消炎鎮痛剤にて治療したところ、改善が認められた。胸腔内の腫瘤は、場所的にも細胞や組織の検査は実施できませんでしたが、半年以内の急速増大、他の部位への腫瘤形成などが認められないこと、感染などの徴候が認められないことなどから、検査、根治を目的とした肺葉切除術をお勧めしました。

肺腫瘤切除手術

 

vivian CT
胸腔内CT検査

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開胸後、右肺後葉の腫瘤を視認

手術前にCT検査にて、詳細な場所の把握および他の肺葉、リンパ節のチェックを実施した上で右肺後葉の切除術を実施しました。
右第六肋間アプローチにて開胸して、腫瘍を肺葉ごと一括切除し、定法通り閉胸しました。麻薬性鎮痛剤を使用することで、疼痛もしっかり管理することができました。
約3日間で胸腔ドレーンを抜去し、5日目には退院となりました。

病理組織学的検査

 

 肺腺癌   胸膜浸潤なし リンパ管浸潤認めず

経過

 

また、今回の症例では肺性肥大性骨症という稀な合併症を伴い、前肢指端の違和感もあったようである。しかし、術後前肢の腫脹も引き舐めるなどの違和感も消失しました。今回の症例も後肢の痛み(肥大性骨症ではなさそう)という直接は関連がない疾患から、肺の原発腫瘍を発見しました。やはり、早期の治療には定期的に行う全身的な健康診断が必要だと痛感した症例でした。

IM-0001-1003

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