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症例Report

『皮膚肥満細胞腫 (断尾)』

:2017. 4. 3
:吉田

症例

 

肥満細胞腫 <Mix犬 2歳8ヶ月 避妊メス>

 

稟告

 

健康診断のため来院。昨年8月から尾の腫瘤が大きくなったり小さくなったりするとのこと(最大7mm程)。

 

検査結果

 

腫瘤に細い針を刺し細胞診を行ったところ、多くの顆粒を有する肥満細胞が認められた。

 

治療

 

本症例では尾の近位に腫瘤が認められた。症例の年齢も考慮し、完全切除を目的として飼い主様の同意のもと断尾術を行うこととした。


[外貌1]

尾の近位に腫瘤を確認。断尾術のため切開ラインを確認した。

 


[外貌2]

横からの外貌。

 


[術中写真1]

腫瘤から2cmほどのマージンを取って尾を切除。

 


[術中写真2]

断尾術終了。

 

病理組織学的診断

 

切除した腫瘤(尾)を病理組織学的検査に供したところ、肥満細胞腫グレードⅡ(切除辺縁に病変の露出なし)であった。

 

その後

 

術後1ヶ月ほどは尾を気にする様子や、排尿・排便時に違和感がある様子が認められたとのことですが、現在は尾はまったく気にしなくなったとのことです。尾は少し短くなってしまいましたが、飼い主様の注意深い観察により、早期に発見し早期に治療することで、肥満細胞腫の播種や増大を防ぐことができたと思います。

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