動物看護師募集

症例Report

『心原性肺水腫』

:2016. 6. 21
:佐藤

症例

 

心原性肺水腫 チワワ 8歳 去勢雄

稟告

 

元気食欲が無く、呼吸が荒いとのことで来院。咳は少し出る。

身体検査

 

呼吸速拍と、左側での心臓からのスリルを認めた。また、検査時に湿性の発咳が認められた。

レントゲン検査

 

肺胞パターン、不透過性亢進、心拡大を認めたため、肺水腫と診断した。超音波検査も実施したところ重度の僧帽弁閉鎖不全症が認められた。

肺水腫治療前DV

肺水腫治療前ラテ

治療

 

すぐにICUへ入院し、酸素濃度を40%まで上昇させつつ利尿剤の投与をおこなった。
当初は発咳の際に喀血を呈し、危険な状態であったが、静脈内に持続的に利尿剤および強心剤を投与しつつ、内服可能なタイミングで内服の投与を行った。
数日治療を継続したことで一般状態が改善した。点滴による治療を一日の間に漸減していき、中止して内服のみで維持可能かを確認した。
内服のみの治療で肺水腫の再度発現がみとめられなかったため、退院とした。
また、選択肢として人工心肺を用いた心臓外科という選択肢もお話し、検討してもらうこととした。専門診療を希望される場合は紹介予定となっている。

治療後レントゲン検査

 

治療後は、肺水腫は改善が認められた。

肺水腫治療後DV

肺水腫治療後ラテ

経過

 

退院後に再度レントゲン検査を実施したところ、肺野は良好で再度の肺水腫の発現は認められなかった。
今後も、定期的な検査を実施しつつ経過次第で内服の追加あるいは増量し、治療方法を検討していくこととした。

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